- 2010年8月27日 07:01
- Internet & Networking
国際的に広く普及している動画像圧縮符号化標準「AVC/H.264」をライセンス管理している米MPEG Licensing Association (MPEG LA) は、ネット経由で視聴できるH.264エンコード動画についてロイヤルティを今後も適用しないことを発表しました。
ArsTechnicaによると、Googleが発表したオープンWeb動画規格「WebM」対策の模様。
→MPEG LA counters Google WebM with permanent royalty moratorium
ビデオコーデック規格「AVC/H.264」関連特許に関するライセンス一括供与の枠組み「AVC Patent Portfolio License」は定期的に改訂され、同特許を利用するデベロッパー/ユーザーは定められたロイヤルティを直接/間接的に管理会社へ支払っています。最新版では2015年末まで有効。
また、H.264エンコードされたネット動画をエンドユーザーが無料視聴する分において免除されるモラトリアム(〜2015年末)が設けられていますが、今回の発表で2016年以降も無料(ロイヤルティ免除)になるとのことです。
今年2月にも一度モラトリアム延長継続の発表があったみたいですね。
→訂正・差し替え MPEG LAのAVCライセンス、エンドユーザーが無料で視聴できる映像のロイヤリティ免除を継続
なお、インターネット放送AVCビデオ以外の製品やサービスには今後もロイヤルティを適用するとのことで、混同にご注意を。どちらにしても「今まで通り」ということですね。
MPEG LAのAVC特許ポートフォリオ・ライセンスは、デジタルビデオ・コーデック規格AVC/H.264(MPEG-4 Part 10)に関する必須特許へのアクセスを提供しています。MPEG LAのAVC特許ポートフォリオ・ライセンスは、インターネット放送AVCビデオのほか、AVCビデオのデコードとエンコードを行う機器、タイトルごとまたはサブスクリプション方式でエンドユーザーに販売されるAVCビデオ、そして無料のテレビ映像サービスを対象としています。AVCビデオは、セットトップ・ボックスやメディアプレーヤー、その他パーソナルコンピューター向けソフトウエア、電話や携帯テレビ受信機などのモバイル機器、ブルーレイディスクのプレーヤーおよびレコーダー、ブルーレイ光ディスク、ゲーム機、パーソナル・メディアプレーヤー機器、スチルカメラおよびビデオカメラで利用されています。
H.264/AVC規格やライセンスなど詳細については、MPEG LAサイトをご覧ください。
▼BusinessWIre - MPEG LAのAVCライセンス、ライセンス期間を通じてエンドユーザーが無料で視聴できるインターネットビデオのロイヤルティー免除へ
▼engadget Japan - Google、オープンウェブ動画規格 WebM を発表
▼WBB Forum - <MPEG標準動向レポート>第1回:H.264/AVCの後継規格「H.265/HVC」を標準化へ=MPEG京都会合:2012年7月の完了目指して審議を開始=
▼マイコミジャーナル - H.264ロイヤルティ免除の期限撤廃、HTML5標準に道すじ
